もしかして運動不足？受験生は頭だけでなく「身体を動かすこと」が大切です

　みなさんこんばんは，千尋進学塾です。

　受験生の方，運動不足になっていませんか？

　特に高校3年生の方は12月から体育の授業がなく，定期的に運動する機会を失っているのではないでしょうか。中学3年生の方はまだ体育があるかもしれませんね。

　部活を2年生や3年生の夏・秋に引退した方は，1年前と比べて運動量が圧倒的に少ないかもしれません。

　まず，問題を解いているときに使うエネルギーは，酸素と糖を代謝して作られるATPだと生物で習った方もいらっしゃると思います。ATPの運搬は血管内を流れる血液が担っています。そのため，血液のめぐりが悪くなると眠くなったり，ミスが増えたり，疲れやすくなってしまったりします。そこで，適度に運動して，血液の循環をよくする必要性があります。つまり，運動は脳の機能を向上させるのです。

　運動によって血流が促進され，脳に酸素や栄養が効率的に供給されます。そうすると，集中力や記憶力が向上します。勉強に取り組む際により効果的に情報を吸収し，思考を整理することができます。

　また，運動はストレスを軽減し，気分を安定させる効果もあります。受験生がかかえてしまうストレスや不安は，学習や集中力の低下につながることがあります。運動をすることで脳内にエンドルフィンというストレス解消ホルモンが分泌され，リフレッシュされた状態で勉強に取り組むことができます。

　さらに，運動は睡眠の質を向上させます。良質な睡眠は学習効率や記憶力に直結します。受験勉強のストレスや緊張によって睡眠障害が起こることがあるかとおもいます。しかし、運動をすることで身体的な疲労を感じ，より深い睡眠につながることが知られています。

　受験生の方にとっては，なかなか時間がとれないかもしれません。しかし，少し意識していただいて，ストレッチやウォーキングなどを取り入れてみてはいかがでしょうか。気分が晴れて，前向きになれるかと思います。