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【地震のニュースを受けて】日本海側の地震、その特徴と私たちの備え

日本海側の地震に備えて、教室で机の下に避難する子どもたちのイラスト。背景には日本地図と震源地のマーク。

2025年6月29日、午前9時59分ごろ、島根県東部を震源とする地震が発生しました。
震度3を観測したのは、鳥取県米子市・境港市・南部町、島根県安来市です。
幸いにも、津波の心配はありませんでした。

しかしこの機会に、「日本海側の地震の特徴」について、そして私たちが取るべき備えについて考えてみたいと思います。


日本海側の地震は、なぜ突然来るのか?

日本海側で起きる地震の多くは、プレートの境界ではなく、大陸の内部で断層がずれることによって発生します。
これを「内陸直下型」または「活断層型地震」と呼びます。

つまり、南海トラフ地震のような太平洋型の海溝型地震とは、性質がまったく異なるのです。

▶ 日本海側の地震の特徴

  • 揺れの中心が陸地の真下に近いため、局地的に強い揺れが起こりやすい
  • 前兆が少なく、突然揺れることが多い
  • 津波は少ないが、過去に被害も(1983年など)
  • 地盤の弱さや造成地では被害が拡大する傾向あり

過去の大地震から学ぶ

地震名被害
1983年日本海中部地震津波で104人死亡(秋田・青森)
1993年北海道南西沖地震奥尻島で大津波、死者230人以上
2007年能登半島地震石川県で家屋倒壊など
2024年能登半島地震震度7、断水・孤立化など深刻

教室として、私たちが備えるべきこと

学習塾という場は、日々子どもたちが集まる「小さな社会」です。
だからこそ、万一の災害時に安心できる場所である必要があります。

✔ 地震への備えチェックリスト

  • 家具や本棚の固定
  • 非常用ライト・バッテリーの確認
  • 避難経路と避難場所の再共有
  • 地震発生時の声かけ・誘導パターンの明文化

結びに

地震という自然現象は、いつ・どこで起こるかは誰にも分かりません
しかし「知らなかった」「準備していなかった」では済まされないのが現実です。

今回の日本海側の地震を機に、ぜひご家庭でも「地震が起きたら、どうする?」という会話をしてみてください。
そして私たち千尋進学塾も、子どもたちの安全と学びの両立を第一に、今後も防災体制の強化を進めてまいります。


千尋進学塾の災害時マニュアルについて

千尋進学塾では、授業中に地震が発生し、津波に関する情報が出された場合には、次のようなマニュアルに従って安全を確保します。

■ 西正和台校の対応

西正和台校では、建物に損傷が見られる場合には、隣接するクリニックの駐車場にて安全が確認されるまで待機します。地域の医療施設と近接しているという立地を活かし、迅速な避難誘導と安全確認を行います。

■ 桑名駅前校の対応

桑名駅前校は鉄筋コンクリート造の建物内にあり、桑名市内でも最も高い建物に付属する商業ビルに入っています。津波の恐れがある場合は、そのまま垂直避難(高層階への移動)を実施します。

それでも危険が予想される場合には、標高の高い「三重県立桑名高校」まで徒歩で避難します。地理的優位性と地域連携を活かした、二重・三重の安全策を講じています。

生徒の命と安全を最優先に、日常的な訓練とマニュアル整備を行い、保護者の皆様にも安心していただける環境づくりを目指しています。



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