🌿 ただ食べてるだけだけど、なんか感謝されるんだよね。
こんにちは。いや、
「メェ〜ッス!」って言った方がよかったかな。
ボク、ヤギです。年齢はたぶん3歳くらい。
最近、“除草隊”とか呼ばれてるけど、
こっちはただ草を食べてるだけなんだよねぇ。
🐾今日も出勤。草の匂いがプンプン。
今日の現場は五桂池のあたり。
草、めっちゃ生えてる。しかも若いやつ。
これがまた、柔らかくてウマいんだわ。
人間たちは「暑いねぇ〜」とか言って日陰に逃げていくけど、
ボクらはモグモグ、ひたすらモグモグ。
「仕事してるなぁ、自分」って、ちょっと思う。
ちなみに、ここはごかつら池どうぶつパークの近く。
ボクたちが働いてる様子は、Googleマップでもチェックできるかも。
🔙ちょっと昔のはなし
そういえば、ボクがまだ子ヤギだった頃、 小さな牧場で兄弟たちと一緒に走り回ってたんだ。
その頃は、草を食べるっていうより、踏みつけてばっかりだったなぁ。
母ヤギに「もっと丁寧に食べなさい」って言われたっけ。
牧場のおじさんが、ボクの食べっぷりを見て「こいつ、将来いけるな…」って言ってた。
それが“除草隊”への第一歩だったんだろうね。
🐐「除草隊」って、かっこよくない?
人間たちがそう呼んでくれるんだけど、
なんだかヒーローになった気分になるんだよね。
でもボクたちは特別なことしてるわけじゃない。
草がある → 食べる → それで道がきれいになる → 人間が喜ぶ
このサイクル、最高じゃない?
しかも、草刈り機みたいにガーガーうるさくないし、
エンジンオイルとかも使わないし、
おまけに、あとで“フン”が肥料になっちゃったりする。
…うん、エコだな。ボク。
🧀「報酬」は、草です。
なんかこう…
働いたら給料もらえる、みたいなのが人間の世界らしいけど、
ボクたちの報酬は、最初から目の前に生えてる草。
しかも食べ放題。ノルマなし。
たまに人間の子どもたちが「がんばってるね〜!」って言ってくれる。
あれ、けっこう嬉しい。
🌳となり町のヤギたちも…
聞いた話によると、桑名市のどこかでも、
ヤギたちが草をもぐもぐやってるらしい。
たぶんボクのいとことか、同じ牧場出身の子かな。
みんな、それぞれの場所で「もぐもぐ除草」やってんだね。
なんだろう、チーム感あるよね。
…「除草隊全国ネットワーク」とか、作る?(笑)
🌞まとめ:草、うまい。仕事、たのしい。
やっぱり、自然の中で草を食べるのって気持ちいい。
人間たちに感謝されるのも悪くない。
でも一番大事なのは、ボクたちが自分のリズムで生きてるってこと。
働いて、食べて、休んで、また食べる。
それで世界がちょっと良くなるなら、ボク、毎日がんばるよ。
メェ〜。
🎤除草隊ヤギ・ミニインタビュー
Q. いちばん好きな草は? A. 若くてやわらかいイネ科の草! 香りも味も最高〜。 Q. 仕事中に困ることは? A. アリが鼻に入ること。 くしゃみが止まらん。 Q. 将来の夢は? A. 除草界のレジェンドになること。 あと、SNSでバズる。 Q. 人間に言いたいことは? A. 暑い中でも草食ってるんだから、 たまには氷水ちょうだい。 Q. 好きな言葉は? A. 「草がウマい」。 これに尽きる。