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【最後までやり切れるか?】国公立大学「後期日程」に挑む受験生たちへ

春の夜明けに向かって一本道を歩く受験生の後ろ姿

■「前期で終わり」じゃない――その意識が命運を分ける

国公立大学入試には、前期日程と後期日程という2つのチャンスがあります。しかし実際には、前期日程の試験が終わった瞬間、勉強をやめてしまう受験生が非常に多いのが現実です。
とりわけ、東大・京大・阪大といった最難関大学を目指していた受験生にとっては、「前期で勝負は終わった」と思いがちです。

しかし、本当にそれでよいのでしょうか?

■数字で見る「後期日程のリアル」

文部科学省の発表によれば、2025年度国公立大学入試では約2万人の学生が後期試験で合格し、国公立大学へ進学しています。これは全体の約2割弱。つまり「5人に1人」は後期入試組ということになります。

さらに後期入試では、出願者の50%以上が当日欠席するというデータもあります。前期で合格した人、あるいは気力が尽きてしまった人が受験を断念してしまうからです。

これが何を意味するか。本気で後期日程に臨む受験生にとっては、実質倍率がぐっと下がるということです。

■後期入試で合格する受験生の共通点

  • 共通テストで高得点をとっている
  • 前期では届かなかったが、あと一歩だった層
  • 「小論文勝負」「1科目入試」など特殊型に強い
  • 最後まで諦めずに勉強を継続した

特に注目すべきは最後の点。前期日程が終わってからの2週間、ほとんどの受験生が気が抜けて勉強しないのに対し、この短い期間でもコツコツ努力を続けた者だけが、後期合格を勝ち取っているのです。

■受験生の「心の壁」は厚い

SNSや掲示板を見てみると、受験生の声にはこんなものが並びます。

「前期で燃え尽きてしまった…」
「私立に受かったし、もういいかな」
「後期の大学、正直行きたくない」

わかります。疲れます。焦ります。でも、この“やめたくなる気持ち”こそが分水嶺なのです。

後期入試は「不本意入学」と揶揄されることもありますが、大学に入ってしまえば、第一志望かどうかは重要ではありません。むしろ「最後まで走り切った」経験こそが、その後の人生において自分を支える強さになります。

■保護者・講師にできること

保護者の皆様へ――
後期試験を受けるかどうか迷っているお子様には、「あなたが決めていい」と言ってあげてください。そして「今まで本当にがんばってきたね」と労いの言葉を。

塾講師の皆様へ――
「もういいや」と諦めかけている生徒には、小さな目標とスケジュールを一緒に立ててあげてください。「今さら何をしても無駄」と思わせないために、「たった1週間でも伸びるよ」という言葉が必要です。

■千尋進学塾は「最後まで頑張るあなた」を応援します

三重大学をはじめとする中堅国公立大学では、後期試験にもしっかり合格者が出ています。千尋進学塾でも、後期で逆転合格を果たした先輩たちが毎年います

確かに、全体の傾向としては後期で合格するのは難しいです。でも、だからこそ「やり切った人間が勝つ」世界です。

誰もが力を抜くこの時期に、あなただけが粘り抜いたとしたら?

最後の2週間、それが春を決める2週間です。

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