どうして雨がふるの?前線をともなう低気圧のヒミツを解説!
今日は日本列島に雨が降っています。その原因は「前線をともなった低気圧(ていきあつ)」です。天気予報でよく聞く言葉ですが、「どうして低気圧が来ると雨が降るの?」「前線ってなに?」と疑問に思ったことはありませんか? 今回は、中学生の理科で習う内容をやさしく解説します!
低気圧ってなに?
「低気圧」とは、まわりより気圧(空気の重さ)が低いところのことです。 空気は高いところ(高気圧)から低いところ(低気圧)へと流れていくので、低気圧の中心にはいろいろな空気が集まってきます。 これによって、空気が上に持ち上げられ、冷やされて雲ができ、雨がふるのです。
「前線」ってなに?
「前線(ぜんせん)」とは、あたたかい空気(暖気)と冷たい空気(寒気)がぶつかる場所のこと。 ちょうど気温が違う空気どうしの“さかいめ”で、いろんな種類がありますが、よく出てくるのが次の2つです。
(1)温暖前線(おんだんぜんせん)
あたたかい空気が、冷たい空気の上にゆっくりと乗り上げるようにして進みます。 → 雨は「しとしと」「長く」ふることが多く、広い範囲に雲が広がります。 → 前線が通りすぎたあと、風向きが南よりになり、気温が上がります。
(2)寒冷前線(かんれいぜんせん)
冷たい空気が、あたたかい空気の下にもぐりこむようにして、勢いよく進みます。 → 雨は「ざあざあ」「短時間に強く」ふることが多く、カミナリや突風が起こることも。 → 前線が通ったあと、風向きが北よりになり、気温が下がります。

前線をともなった低気圧はどう動く?
日本のまわりでは、たいてい「西から東へ」動きます。 つまり、天気は西から変わっていくということ。天気図を見て、前線の位置や低気圧の進み方をチェックすると、明日の天気も予想できちゃうかも!?
まとめ:前線と雨の関係を知って、天気博士に!
・低気圧がくると空気が上に持ち上げられ、雲や雨ができる ・前線には種類があり、雨のふり方や風向きも変わる ・前線の動きは、天気の変化のカギ!
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