◆「倍率0.73倍」って本当?見えていない四日市高校の裏事情
2025年度(三重県後期選抜)の四日市高校普通科。
公式に発表された倍率は、なんと0.73倍。
「えっ、定員割れ?」「簡単に入れるの?」と思った方、要注意です。
この数字、大きな誤解を生んでいるかもしれません。
◆四日市高校には“スライド合格”という仕組みがある
四日市高校には「国際科学コース→普通科」へのスライド合格制度があります。
つまり、国際科学コースを第1志望として出願し、不合格だった場合でも、普通科の基準を満たせば普通科に合格できるという制度です。
今年度、国際科学コースの倍率は2.28倍(受検者182名)という高倍率でした。
つまり、国際科学コースに落ちた100人近い生徒が、普通科を第2志望として出願しているのです。
◆「普通科」第一志望の生徒ももちろん存在
もちろん、最初から普通科のみを志望する生徒もいます。
彼らは「国際科学コースとの併願ではない純粋な普通科志望層」です。
ここで注目したいのは、「普通科の定員(240名)に対して、国際科学コース不合格者+普通科第一志望者が混在して競い合っている」という構造です。
◆倍率の再計算:実質的な競争率は?
公式発表によると、
- 普通科:志願者数240名、受検者数175名、倍率0.73倍
- 欠席者数:4名
しかし、ここで重要なのは以下の2点です。
- 国際科学コース不合格者が普通科の合格枠に回る
- 欠席者を除いた実質競争者が存在する
例えば、国際科学コース受検者182人中、不合格者が約100人いたと仮定し、その多くが普通科へスライド。
さらに、普通科第一志望者175人中、実際の受検者は171人(欠席4名)。
▶ つまり、実際には270人以上が240名の枠を争っている可能性があるのです。
◆なぜ「見えない倍率」が怖いのか?
このように、見た目の倍率(0.73倍)だけで判断するのは非常に危険です。
内申点は43〜45点が中心(体育で3があるなど)。
当日点も250点満点中、200点以上が多数です。
四日市高校を目指す生徒は、単なる点取りではなく、全体的にハイレベルな学力と習慣が求められるのです。
◆千尋進学塾が考える“正しい受験戦略”とは
千尋進学塾では、
- スライド合格制度を前提にした出願戦略
- 内申点を最大化する中1〜中2からのテスト対策
- 四日市高校の採点傾向に合わせた当日点強化
など、現実的な戦略で志望校合格へ導きます。
◆「今の成績で間に合うの?」という方へ
四日市高校に受かる子は、中1のうちからスタートしています。
定期テスト・内申点・模試のすべてを見据えて「高校を選ぶ」のではなく、「受かる自分をつくる」ことが大切です。
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