テストの答案を見て「この教科は良かったね」と思える瞬間。
親としてはホッとする場面かもしれません。
でも、そこで終わっていませんか?
実は、その「良い点数」は、ただ喜ぶだけではなく、
次のステップにつながる大きなヒントでもあるのです。
◆ 得意教科の“底力”
「得意な教科」は、単に点が取れるだけの教科ではありません。
- 自信を持って取り組める
- 自学習が続きやすい
- 他教科に応用が利く
たとえば、数学の考え方が理科に、
国語の読解力が英語長文に活きてくることも。
◆ 得意な子の“勉強のやり方”が光る
千尋進学塾での事例をご紹介します。
高校生で数学が得意なA君は、
問題の解き方だけでなく、ノートの取り方・時間配分・解き直しの工夫が秀逸でした。
そのやり方を他教科にも応用することで、
国語の偏差値が10ポイントアップしたのです。
◆ 「満点を狙う」という成長ステージへ
得意教科こそ、「あと5点」「あと10点」に挑戦する“練習の場”。
このような詰めの努力は、
苦手教科ではなかなかできません。
だからこそ、得意をもっと得意にするという視点は、
学力を伸ばす上でとても重要なのです。
◆ 教室長からひとこと
「いい点がとれてよかったね」で終わらせず、
「じゃあ次は何を意識する?」と声をかけてみてください。
得意科目は、子どもの成長のアクセルになります。
そのアクセルを、ぜひ上手に使ってくださいね。
📚「差のつく!読解のチカラ育成講座シリーズ」記事一覧
- ① “国語が苦手”は勘違い?読解力の正体、教えます
- ② “読めてるつもり”が一番危ない!読み飛ばし世代に欠けている力
- ③ 応用問題が解ける子の秘密は“読む力”にあった!
- ④ 読解力は国語だけの話じゃない!算数・理科にも効く“読みの技術”
- ⑤ 説明文が苦手な子に足りないのは“読書”じゃなく“論理力”
- ⑥ 小論文・推薦入試で差がつく!読解力×論理力の真価とは
- ⑦ 本を読むだけでは“読解力”は育たない?間違った読解力の鍛え方
- ⑧ “選択肢の消去法”で点が取れない子へ。論理的に読む力、ついてますか?
- ⑨ 読解力は“後からでも”伸ばせる?苦手意識をひっくり返す塾のトレーニング
- ⑩ 読解力と成績の相関関係|トップ層が必ず持っている“読みの技術”