三重県前期選抜・最新英作文を徹底分析！“環境と行動”がカギになる新時代の出題

■ 英作文も「社会テーマ型」へ進化

2025年実施・令和7年度の三重県立高校前期選抜における英語の記述式英作文（大問3）では、従来の「夢や考え」を述べる形式から一歩進み、社会課題と自分の行動を英語で関連づける記述が求められました。

■ 出題内容（令和7年度：大問3）

設問：
あなたが取り組む eco-friendly action とその理由、
その取り組みがどのような environmental problem の解決につながるかを含めて、
20語以上の英語で書きなさい。

■ 採点基準（採点表より）

• 1. 設定された目的・場面・状況に応じて、理由を含め明確に伝えているか
• 2. 語・連語・文法など適切な言語材料を使っているか
• 3. 20語以上であるか（語数不足は大幅減点または0点）

■ 模範解答例（採点表掲載）

I bring my water bottle to school every day to reduce plastic waste because I want to solve waste problems.

意味が通じるかどうかが重視され、「複雑な構文」よりも「明確な論理展開」が評価されます。

■ この出題の背景：MiwaとSamの対話文から

この問題は、同試験内の長文読解（大問4）に登場するMiwaと留学生Samの対話をベースに出題されました。

彼らが環境問題について話し合い、eco-friendlyな行動をクラスで共有しようとする流れから、「自分の行動を英語で伝える」というテーマに自然につながっています。

■ 難易度と対策ポイント

分析視点	内容
難易度	英語力＋読解力＋論理的思考力が必要。社会性を問う新傾向。
語数指定	20語以上。語数不足は大幅減点。
表現力	自分の行動と理由をしっかりつなげて書く必要がある。

■ 千尋進学塾での実践対策

• 📘 「構文集」：I want to ～ because ～ など頻出構文の暗記
• 📘 「語数練習」：20語を超える英作文を毎回書く
• 📘 「テーマ別演習」：プラスチック問題・電力問題などで多角的に
• 📘 「辞書指導」：本番で使える辞書の調べ方も事前に練習

■ 「夢を語る英作文」は今も健在

この「行動と夢を語る」形式の英作文は、実は今に始まったことではありません。

たとえば、約8年前に川越高校国際探究科（当時：国際文理科）に合格した卒業生は、前期選抜の英作文で次のように書いていました：

「私は高校生になってからたくさん英語の勉強をしたい。
その後留学もして，さらに研鑽を積みたい。
そして，テイラー・スウィフトの通訳になりたい。」

このような将来への明確な展望こそが、面接や英作文でも評価されるポイントです。英語力と想いをかけ合わせて、「自分らしい表現」を目指す指導がますます重要になります。

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■ まとめ

前期選抜の英作文は、「書けるかどうか」ではなく、「伝えられるかどうか」。

型を覚え、語数に慣れ、自分の夢を英語で語る。その積み重ねが、5点満点への道を開きます。

【問題用紙】令和7年三重県立高校入試前期選抜英語

【解答用紙】令和7年三重県立高校入試前期選抜英語

【採点基準】令和7年三重県立高校入試前期選抜英語