※この記事は、千尋進学塾の卒業生が実際に名古屋工業大学(桑名高校出身)へ進学した体験をもとに構成しています。
■ 授業料が上がっても、国公立の“おトク感”はまだある
2025年5月。中日新聞で報じられた名古屋工業大学(名工大)のニュースをご存知でしょうか?
大学側は、2026年度入学生からの授業料を年間64万円程度に値上げする方針を検討しているとのこと。現在より約2割の増加になります。
「えっ、国立なのにそんなに上がるの?」と驚かれた方も多いかもしれません。
確かに、物価の上昇や政府による大学への補助金削減を考えると、大学側にもやむを得ない事情があるのかもしれません。
とはいえ、私立大学の文系・理系学部では年間100〜160万円の学費がかかることを思えば、名工大が値上げしたとしても、なお国公立の“経済的な優位性”は揺らぎません。
千尋進学塾では、今後も国公立大学への進学を重視した指導方針を続けてまいります。
■ 卒業生が語る「名工大の図書館、最高!」

さて、少し視点を変えて──
名工大に進学した、当塾の卒業生(現在20代)のエピソードをご紹介します。
「名工大は、図書館がとってもきれいなんです。だから、毎日通って勉強したり、たくさん読書をしたい。」
── その言葉通り、彼女は大学入学後、本当に毎日図書館に通い詰めました。
特に試験前になると、開館と同時に入り、閉館まで粘って自習。
参考書も豊富で、PCや電子ジャーナルも自由に使え、「あそこにいると、頭が整理される」と話してくれました。
■ 「トヨタ系じゃない研究室がいい」? 彼女のこだわり
名工大といえば、トヨタをはじめとする東海地域の企業とのつながりが深い大学としても知られています。
2年生の終わりごろには、研究室配属の希望を出すことになります。
当時、彼女はこんな選択をしました。
「トヨタ系の研究室が多いけど、自分はちょっと違うところに行きたいんです。」
彼女が選んだのは、“かけると覆った部分が見えなくなるマント”の研究をしていた教授の研究室。
なんと、その研究室を選んだ学生は、彼女を含めてたったの2人。
「人とは違う道を行く」ことを楽しんでいるようでした。
■ これから進路を考える皆さんへ
授業料の話題がニュースになると、つい「値段」だけに目がいってしまいます。
でも本当に大事なのは、「その大学で自分は何を学べるか」「どんな日々を過ごせるか」ではないでしょうか?
千尋進学塾では、単なる“大学合格”ではなく、その先の“大学生活”や“社会での活躍”を見据えた進路指導を心がけています。
名工大のような実学重視の国公立大学は、今後も注目すべき進路です。
授業料が少し上がったとしても、その価値は変わらない。むしろ増している──そう私たちは考えています。
【まとめ】
- 名工大は2026年度入学生から授業料値上げの可能性あり
- それでも私立よりは経済的優位
- 卒業生が語る、図書館の快適さと“少数派研究室”での学び
- 千尋進学塾は、今後も国公立大学進学を全力でサポートします!
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