【四日市高校からその先へ】
医学部・獣医・薬学・東大…進路選びは“職業観”から始まる
四日市高校の進路実績を見ていると、ただ「難関大学に合格する」だけでなく、その先の進路──つまり“生き方”を選ぶ高校生が多いことに気づかされます。
この記事では、四日市高校の卒業生が目指す代表的な進路である
- ● 医学部医学科
- ● 獣医学部
- ● 薬学部
- ● 東京大学
について、実績だけでなく、その背景にある選択の軸を一緒に考えてみたいと思います。
■ 医学部医学科:本気で命に向き合う覚悟があるか
医学部医学科は、当然ながら入試の難易度が極めて高く、学費・年数・体力も必要な進路です。
それでも四日市高校からは、今年13名が医学部医学科に合格(うち三重大6名)。
注目すべきは「推薦での合格者が多い」ことと、「国際科学コースの生徒が強い」点です。
この傾向は、「面接や調査書で評価される“人間性”や“探究姿勢”」が、国際科学コースの教育内容とマッチしていることを示しています。
■ 獣医学部:動物が好きだけでは続かない
獣医を志す生徒も一定数います。三重大には獣医学部はありませんが、近年は岐阜・大阪・日本獣医・北里などへの進学実績も見られます。
ただ、獣医は非常に人気がある割に、実は就職が厳しい世界です。
臨床だけでなく、公務員や研究職などを視野に入れ、職業としての覚悟が必要です。
千尋進学塾では、理系選択時にこうした「志望学部の先にある働き方」まで含めて面談することが多く、実際に進路変更に至るケースもあります。
■ 薬学部:6年制=国家資格×研究職の両立が鍵
薬学部も人気ですが、こちらも6年制(薬剤師)と4年制(研究職)で進路が大きく異なります。
薬剤師を目指すなら国家試験の合格率を重視すべきですし、研究職なら大学院への進学も視野に。
四日市高校からは、京都大学薬学部など超難関校の合格例もあります。
その一方で、名城大学・金城学院大学など地元私大への進学も一定数あります。
■ 東京大学:合格はゴールではなくスタート
2025年春は10名が東大に合格。そのうち現役は5名、全員が国際科学コースの生徒でした。
東大に合格するような生徒は、「将来の具体的な夢」が定まっていないケースも多く、
むしろ“学びたいことがありすぎる”から東大を選ぶというスタンスの生徒が多いように感じます。
この“迷いながらも最善を目指す”姿勢こそが、最も東大らしい生徒像なのかもしれません。
■ 「職業から逆算する進路選び」──塾としてできること
四日市高校のように、全国レベルの進学実績を誇る高校においては、
「行ける大学」ではなく「行きたい未来」を基準に進路を決める生徒が多くなります。
私たち千尋進学塾では、単に点数を上げることだけがゴールではありません。
高校生の進路設計において大切なのは、
- ・「その大学に入ったあと、何をするか」
- ・「どんな働き方や生き方に興味があるか」
- ・「将来、子どもにどんな背中を見せたいか(=親御さんの願い)」
といった、思いの部分を一緒に言語化していくことだと考えています。
🌱 あとで悩むより、今から考える
子どもたちの可能性は無限大です。
でも、時間と環境は有限です。
だからこそ、早い段階で「志望学部の“中身”」や「その先にある職業」を知っておくことは、
中だるみ防止にも、進路変更にも、大きな助けになります。
千尋進学塾では、高校生の文理選択・大学選び・進路相談も個別に対応しています。
「どう進んでいいかわからない」そんな時こそ、一度お話を聞かせてください。
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