こんにちは、千尋進学塾の教室長です。
「漸化式ってなんだか難しい」
「結局、どの式を使えばいいのかわからない…」
そんな声を、文系・理系問わずよく聞きます。
でも、大丈夫です。
漸化式は“センスが必要そう”に見えて、実は努力すれば点が取れる単元です。
■ 漸化式の第一歩は“型の暗記”です
まず最初にやるべきこと、それは「型(パターン)の理解と暗記」です。
型の名前 | 例 | 解き方の基本 |
---|---|---|
等差型 | aₙ₊₁ = aₙ + d | 初項と差を使って aₙ = a₁ + (n-1)d |
等比型 | aₙ₊₁ = r × aₙ | 初項と比を使って aₙ = a₁ × rⁿ⁻¹ |
階差型 | aₙ₊₁ – aₙ = f(n) | 両辺に ∑ をつけて整理 |
相加・倍加型 | aₙ₊₁ = p × aₙ + q | 特性方程式や置換を使って整理 |
2項間型(フィボナッチ型) | aₙ₊₂ = aₙ₊₁ + aₙ | 初項2つから並べて規則を作る |
「センスがないからできない」と思う人ほど、まずは型を覚えること。 これは理屈よりも反復で習得する内容です。
■ 文系クラスは「プリント」を極めるのが最短ルート
文系の期末テスト・中間テストは、先生が授業で使ったプリントからの出題が大半です。
教科書よりも、4STEPよりも、まずやるべきはこれ。
- 授業プリントを1枚ずつ完璧にする
- わからない問題は質問 → 類題を自分で作って練習
- 「似た問題が出るかも」と思って暗記する
それくらい、学校のプリントは強力な“予告問題集”です。
■ 4STEPは“1周目”からが本番
解けた=定着ではありません。
漸化式は再現できること、書けることが重要です。
解説を見たら、必ず
「白紙で解き直す」「式変形を空で言えるまでやる」
というところまでやってください。
反復した人だけが伸びる。 それが数列と漸化式です。
■ 才能がないなら、努力しよう
正直、才能がある人は“なんとなく”で漸化式を解きます。
でも、そんな人は一握り。
私たちが指導していて感じるのは、
「才能がないけど、やった人はちゃんとできるようになる」
という事実です。
だからこそ、今言いたいのは:
漸化式は、覚えれば報われる。
センスじゃない。暗記と反復で勝てる。
この分野は“努力が裏切らない”数少ない単元のひとつです。
■ 千尋進学塾では
- プリントと学校指定問題(4STEP)に完全準拠
- 各パターンの「型別プリント」配布
- 理屈よりも「まず解ける」を目指す実戦指導
- 質問歓迎+演習特化の利用しやすい自習室
漸化式でつまずいている人、
「型」を覚えて、「プリント」を極めて、「繰り返し」ましょう。
私たちはそのサポート、全部できます。
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