2025年7月3日、桑名高校では恒例の芸術鑑賞会が行われました。
場所は桑名駅近くの柿安シティホール(桑名市民会館)。
演目は、東京芸術座による演劇『医者の王子』。
「へぇ、観劇なんて高校でやるんだ」と思われる方も多いかもしれません。
はい、やるんです。ちゃんと全学年・全クラス、教職員もそろって鑑賞。
…ですが、生徒たちの反応はというと――?
観劇中のリアル:正直、寝てました。
ある2年生の女子生徒の感想を、まるっとご紹介しましょう。
「眠かったので、寝ました。話のあらすじもラストも覚えていません。」
ストレート!潔い!
でも、こういう感想こそ“真実”ですよね。
舞台の暗がりと、午後の心地よい眠気…。
高校生なら、寝てしまうのも無理はありません。
でも実は、けっこう「考えさせられる」お話でした
今回の演劇『医者の王子』は、
「医師を目指して都会へ出た青年が、地元と向き合い、自分の生き方を見つけていく」物語。
舞台の随所に、家族の優しさや、地方の現実、夢との葛藤がにじんでいて、
「これ、大学生くらいで観たら沁みそう…」という作品でした。
高校で観劇をする意味って?
思春期まっただ中の高校生たちにとって、演劇というのは正直「難しい」ものかもしれません。
でも、「感じる経験」「よく分からなかったけど心に残る記憶」というのは、
あとからジワジワ効いてくるもの。
「高校生にはまだ早い」なんてことはない。
むしろ、「今」だからこそ届く何かがあるかもしれません。
塾として思うこと|勉強だけが“学び”じゃない
私たち千尋進学塾では、もちろん学習指導が中心です。
でも、こうした芸術や文化、言葉にならない感覚を受け取る力も、
大学入試や社会に出てからこそ、生きてくると信じています。
舞台の途中で寝てしまった子も、それはそれでOK。
静かな空間に身を置いた時間が、ちゃんと“経験”として積み重なっていきます。
最後に|保護者の皆さまへ
今回のような芸術鑑賞会。
「どうせ寝てたんでしょ」と笑い飛ばすのもよし。
でも、そんな時間を含めて、“豊かな学校生活の一部”なんだと思います。
これからも、桑名高校でどんな体験が待っているのか。
私たちも陰ながら応援し、時にこうしてご紹介していきたいと思っています。
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