四日市高校では、9月24日(水)から前期期末試験が始まりました。
そして試験が終わる9月30日(火)には、「文化的行事」として演劇鑑賞会が予定されています。文化祭はすでに9月3日(水)に終わっているため、今回の行事はまったく別の催しです。
テスト明けの“頭と心の切り替え”
数日間にわたる期末試験を乗り越えた直後の生徒たちは、心身ともに疲れを感じているはずです。そんなタイミングで演劇を鑑賞することは、勉強とは異なる集中力を使い、気持ちを切り替える良い機会となります。
眠気と疲労が残る中であっても、非日常の舞台芸術に触れることで、心に新しい刺激を受ける生徒も少なくないでしょう。
授業日数を減らさない工夫
一方で、この行事は「文化的行事」として位置づけられているため、授業日数のカウントに含めることができます。行事を単なる余暇として扱うのではなく、教育活動の一部として整理することで、学習指導要領の要件を満たしながらも生徒に貴重な体験を提供しているのです。
学校運営の工夫としても、興味深い取り組みだといえるでしょう。
芸術と教育のつながり
塾の立場から見ても、こうした演劇鑑賞は単なる「息抜き」にとどまりません。
舞台に触れることで「言葉の力」「表現力」「想像力」「集中力」といった、学力とは違う側面の力を育むことができます。受験勉強の成果が点数や合格実績として表れるのに対し、芸術体験は人間性や感受性を養い、将来の豊かな人生につながる大切な学びです。
結び
四日市高校の期末試験後の演劇鑑賞会は、「休養」と「学び」を両立させた実に実用的な取り組みです。
千尋進学塾としても、生徒の学力向上はもちろんのこと、こうした“広い意味での学び”を応援していきたいと思います。
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