「⑤は、なぜ“結びは流れている”になるんですか?」
授業の最後に、桑名高校1年生からこんな質問が出ました。
扱っていたのは係り結び。
「ぞ・なむ・や・かは連体形」「こそは已然形」。
形は覚えている。活用も言える。
それでも、⑤の
少納言の乳母とぞ人言ふめるは…
がなぜ「結びは流れている」になるのかが腑に落ちない。
とても良い疑問です。
目次
結論:「める」で結んでいる。でも、そこで終わっていない。
結論から言えば、「める」は連体形で正しく結んでいます。
しかし、そこで文が終わっていない。
連体形のまま「は」に続き、
…は、この子の後見なるべし。
と展開する。
つまり、係り結びは成立しているが、文として完結していない。
だから「結びは流れている」。
古典が難しく感じる理由は「暗記不足」ではありません
古典が難しく感じるのは、ここです。
活用の暗記ではなく、文の構造を見なければならない。
- 形を見るだけでは足りない
- 文がどこで終わるかを見る
この視点が持てると、古典は一気に安定します。
「なるほど、だから“流れている”なんですね」
そう言って帰っていきました。
明日がテストだそうです。
テスト前日に解消したい「細かい疑問」が点数を変えます
テスト前日に出るこうした細かい疑問。
実はここを解消できるかどうかで、点数は変わります。
大きな授業では流れてしまう一問。
けれど、学力はこうした“引っかかり”の解消で伸びます。
桑名高校の定期テストは、決して甘くありません。
だからこそ、構造まで理解する。
明日の古典、きっと大丈夫でしょう。
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