点数が悪かったとき、「やり直し」だけして終わってない?
テストが返ってきたとき、
「なんでこんなに悪かったんだろう…」と思った君へ。
もしあなたが今、
- 間違えた問題をやり直して
- 答えを写して
- 次はがんばろう…と思っているなら
それ、何も変わりません。
本当の反省は、「点数」ではなく「行動」をふりかえること
成績が伸びない子の共通点。
それは、反省が“感想文”で終わっていることです。
「今回は範囲が広かったから…」
「ケアレスミスが多かった…」
「思ったより難しかった…」
全部、言い訳と分析の中間です。
私たちが大事にしているのはこれ:
反省とは、「何をどう行動すれば点数が変わったか」を100%自責で考えること。
具体的に言うと、こう考える
- ✅「英語でケアレスミスが多かった」
→ 単語の意味をうろ覚えだった。1日5分の音読習慣をサボっていた。 - ✅「数学の応用ができなかった」
→ 基本問題を「分かったつもり」で終えていた。演習量が足りていなかった。 - ✅「理科の暗記が間に合わなかった」
→ テスト範囲を把握したのが遅く、開始が1週間後れた。
点数が悪かった“理由”ではなく、
点数を上げるために“できたこと”を、過去の自分に問い直すこと。
それが、本当の反省です。
反省の次は、「行動を変える」しかない
思考を変えても、行動を変えなければ点数は変わりません。
これが、塾で一番伝えていることです。
- 「朝起きたら、まず5分だけ単語帳」
- 「授業後にその日の復習を10分だけやる」
- 「週に2回は、塾の自習室で課題を進める」
反省だけして何もしなければ、前回の自分と同じ点数になります。
むしろ、やる気を削られて終わるだけです。
反省 × 行動 × 期限 × 約束
塾ではこう伝えています:
反省したことは、行動に。
行動には、期限を。
そして、誰かと“約束”して実行すること。
これを守れる子は、テストのたびに伸びていきます。
逆に言えば、「また次も頑張る」と言って終わる子は、変われません。
まとめ|「うまくいかなかったとき」こそ、成長できるチャンス
悔しい、落ち込む、やる気が出ない。
それは本気で向き合った証拠です。
でも、そこで終わるかどうかで、次が変わります。
- 点数が悪かった原因を、行動でふりかえる
- 改善の方法を決める
- 小さな一歩で、まず始める
- 誰かと約束して、行動を続ける
失敗は成長のチャンス。
ここでの切り替えが、次の結果をつくります。
🌱 次回予告
次の記事では、「期末テストの“直前2週間”をどう使うか?」という実戦的な計画法をご紹介します。
いよいよラストスパートに入るタイミングを見据えて、勉強を「仕組みで動かす」方法をお伝えします。