サンマがおいしい季節。でも「獲れすぎて大変!」なんてニュースが話題になっています。ここから学べるのが、中学公民の定番テーマ「需要と供給」。ニュースを教科書と結びつけて、一緒に確認してみましょう!
目次
サンマ豊漁のニュースとは?
2025年9月、サンマが予想以上に大漁となり、全国の港で受け入れが追いつかないという報道がありました(漁獲量の調整措置も実施)。
- 8月の水揚げ量は約4,987トン(前年同月より2,000トン以上多い)。
- 9月初めのわずか4日間で、すでに8月と同じ量が水揚げ。
- 港ではトラック不足などが起き、漁業団体が出港間隔をあけるなどの調整を実施。
これはまさに「供給が多すぎると逆に困る」という典型例です。
需要と供給の関係をサクッと復習
需要=欲しいと思う人の数や量、供給=市場に出回る量。価格はこのバランスで決まります。
- 供給が増えすぎる → 値段は下がる
- 供給が減る → 値段は上がる
- 需要が増える → 値段は上がる
- 需要が減る → 値段は下がる
サンマが豊漁だった今回は、供給が急増 → 値崩れの可能性、という流れです。
教科書でもおなじみの「キャベツの豊作」
資料集や教科書には「キャベツが豊作で市場に出しきれず、畑で処分される」写真がよく掲載されています。今回のサンマもそれと同じ“供給過多”の実例です。
漁業団体が「すぐに次の漁に出るのを控える」などの調整をしたのは、市場全体の安定(価格・流通)を守るための動きといえます。
テストに出るかも? 時事 × 公民は鉄板テーマ
「需要と供給」「価格の変動」は、公民分野の定期テストや高校入試でよく問われるテーマ。キャベツや米に加えて、サンマの豊漁ニュースも時事問題として取り上げられる可能性があります。
普段のニュースを「社会科でどうつながるかな?」と意識して見ると、理解も深まり、暗記もしやすくなります。
まとめ
- サンマ豊漁は「供給過多」の典型例
- 価格は需要と供給のバランスで変動する
- 豊作・豊漁でも市場安定のために「調整」が必要
- 社会科の重要単元として、テストにも直結
千尋進学塾では、こうした時事ニュースを学びにつなげる視点を大切にしています。ぜひご家庭でも「ニュースと勉強をリンクさせる習慣」を試してみてくださいね。
参考にした報道記事
北海道 花咲港 サンマ豊漁も タンクなどの資材不足する事態に
サンマ “予想以上の水揚げ” 受け入れ追いつかず漁獲量を調整
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