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「理系だけど国語が武器だった」──三重大学工学部合格までのリアルな話

理系科目と国語・英語を両立しながら大学受験に取り組む高校生のイラスト

理系受験というと、「数学・物理・化学がすべてできないと厳しい」と思われがちです。ですが実際には、“勝てる科目を武器にして合格ラインを作る”という現実的な勝ち方もあります。今回は、三重大学工学部に合格した塾生が、国語を最大の武器として受験を戦い抜いた事例を紹介します。

目次

理系なのに「国語が武器」だった

この生徒は理系志望で、最終的に三重大学工学部に合格しました。

一方で、数学・物理・化学については、決して「得意です」と言える状態ではなく、指導する側としても不安要素があったのは事実です。

ところが、部活引退後に本格的に学習を進める中で、国語の力が得点源としてはっきり機能し始めました。理系受験であっても、国語は総合点の大きな柱になります。そこで勝てるようになると、受験全体の景色が変わります。

「できるようになった」ではなく「点数として形になった」

国語については、もともと素養がありました。ただ、受験では「読める」だけでは点数になりません。答案としての書き方、設問への寄せ方、制限時間内での処理など、“点になる技術”が必要になります。

部活引退後、授業と演習を重ねる中で、持っていた力が答案に反映されるようになり、得点が安定していきました。

この変化は、「弱点が消えた」というより、強みが強みとして完成した、という方が正確だと思います。

理系科目は「支える」、文系科目で「稼ぐ」

受験では、全科目を均等に伸ばすのが理想に見えます。しかし現実には、時間も体力も限られています。特に部活をやり切った生徒ほど、夏以降の伸びが勝負になります。

この生徒は、理系科目を「最低限支える」学習を続けつつ、国語・英語で「確実に稼ぐ」形を作りました。

結果として、総合点のバランスが整い、合格ラインに到達しました。これは、「理系だから理系だけで勝つ」という固定観念から少し離れた、現実的で再現性のある戦い方です。

最後まで“本番基準”で学習を続けた

合格は共通テスト後に決まる推薦形式でしたが、結果が出る直前まで、2月25日の二次試験を想定した学習を継続していました。

オンラインでベテラン講師と答案を確認し、表現の細部まで詰める。例えば、「AかつBか、AまたはBか」といった論理の書き分けまで含めて、丁寧に仕上げていました。

推薦で決まったとしても、そこに至る学習は“推薦専用”ではありません。むしろ、一般入試でも通用する力を作ることが、結果的に選択肢を広げます。

理系受験の「勝ち方」は一つではない

理系科目に不安があると、「もう無理かもしれない」と感じてしまうことがあります。

でも実際には、強みを磨き切り、全体の設計を整えることで、合格ラインに届くケースがあります。

大事なのは、完璧を目指して疲弊することではなく、勝てる形を作り、最後まで積み上げることです。

今回の合格は、理系科目の不安を抱えながらも、国語・英語を武器に総合点を作り、最後まで本番基準で学習を続けた結果でした。受験の勝ち方は一つではありません。自分の強みを見つけ、磨き切ることが、合格への最短ルートになることもあります。

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