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勉強のコツ・効率のいい学習のノウハウ 漢字・語句を鍛えることで読解力をつける

 みなさんこんにちは、千尋進学塾です。

 いわゆる「地頭がいい子」は理解が早く、1度聞いただけで深く理解できるので、学校の成績を伸ばす上ではとても有利です。スムーズに理解できれば、当然短い時間で高得点を取ることができます。そうすれば、学習意欲がわき、勉強に集中できるようになります。まさに好循環の学習サイクルができるのです。

 それでは、どのようにすれば「地頭をよく」して、効率よく勉強できるようになり、成績を伸ばせるのでしょうか。

 逆説的に考えてみます。

 地頭がいい子は漢字が得意なので漢字検定を受けると比較的簡単に受かってくることが多いです。自分の学年の目安になっている級よりも上位の急に、軽く受かってくることが多いです。

 そもそも、日本語を読んだり書いたりするときには、漢字の読み書きが欠かせません。素早く正しい漢字を読み書きできる能力は、読解力の向上につながります。

 たとえば、会話をメモするときに、正しい漢字仮名交じり文を使って書くのは大変難しいことです。メモしていることが相手に分かっていれば待ってもらうことも可能ですが、日常においてはそのような場面ばかりではありません。

 正しい漢字かな交じり文でメモを取るためには、正しい漢字かな交じり文を頭の中に思い浮かべて、正しく処理する必要があります。相手が何を言っているのかを理解するためには、必要な情報処理です。

 相手が話したことをより正しく理解するためには、そのような情報処理能力を高めていく必要があるのです。それが、読解力の向上であり、理解力を伸ばし、「地頭がいい子」に近づいていけます。

 文章にしても同様です。特に試験は口頭試験・口述試験よりも筆記で答えるものが多いです。

 そこで、漢字を学習する必要があるのです。

 漢字の能力で大切なのは想像力です。「用意周到(漢検4級レベル)」とはどのような状態なのか?「隠居(漢検4級レベル)」とはどのような状態なのか?「棚田(漢検準2級レベル)」とは何か?「大臣(漢検7級レベル)」とは何か?「粉雪(漢検6級レベル)」とはどんな雪なのか。…。 状態や名称などを正しく定義するためには、まずは漢字で書ける必要があります。

 日常生活の中で使ったことのない語句が出てきた際に、その語句の漢字を知っているか知っていないか、書けるか書けないかということは、日々の学びに大きな差があります。それは決して、難しい漢字を知っているだとか、画数の多い漢字でも書けるということではありません。

 漢字を覚えたり、練習したりするというのは、一見地味で回り道のように思えるかもしれません。しかし、一度立ち止まって考えてみる必要があります。もし、今の学力や点数に不安のある方は、漢字の学習をおススメします。1つの選択肢として、頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。

追伸

高校生・大学受験をされるという方で、漢文がニガテという方が多くいらっしゃるかと思います。使役・受身・比較・反語・詠嘆・疑問・限定・累加・部分否定・仮定・二重否定・抑揚などの基本句形や、重要漢字を覚えることと並行して、「漢字の学習」も進めてください。そうすれば、漢文を得意科目に逆転させ、現代文の点数まで上げられるような力が付きます。ただ、漢字の学習には時間がかかるので、来年春に受けられるという方は、夏休みまでに始めましょう。

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