ニュースでよく聞く“関税”ってなに? 中学生の社会科とつながる経済の話
「アメリカが関税を引き上げる方針を発表」「輸入品に高い関税が課せられる」──ニュースを見ていると、よく出てくる“関税”という言葉。聞いたことがあるけど、よくわからない…という人も多いかもしれません。
実はこの“関税”は、中学校の社会科(特に公民や地理)で学ぶ大切な内容のひとつ。今回は、関税とは何かをやさしく解説しながら、「社会の学びとニュースがどうつながっているか」を見ていきましょう。
そもそも“関税”ってなに?
関税とは、「外国から商品を輸入するときにかかる税金」のことです。 たとえば、外国からお菓子や服、車などを日本に持ち込むとき、日本の国が「この商品には税金をかけますよ」と決める。それが関税です。
どうして関税があるの?
主な理由は3つあります:
- 国内の産業を守るため(保護)
- 国の収入にするため(税収)
- 外国との貿易のルールを調整するため(交渉手段)
たとえば、外国の野菜がすごく安く入ってくると、日本の農家さんが売れなくなって困ってしまいます。だから政府は、関税をかけて「海外のものが安すぎないように」調整しています。
ニュースで見る“関税”は社会科の復習になる!
最近のニュースでは、「アメリカと中国の関税競争」「自由貿易協定(FTA・EPA)」など、貿易の話題がよく出ます。 実はこれらのニュースは、社会科で学ぶ「国際分業」や「貿易の自由化」「経済協力」などの単元と直結しています。
社会科で学ぶ「経済のしくみ」は、実は理科や地理の学びともつながっています。たとえば、5月の満月『フラワームーン』の記事では、理科の天体とニュースを結びつけて学ぶ大切さを紹介しています。
関税は「国と国とのルール」でもあるため、ミサイル発射のニュースから学ぶEEZや主権の話とあわせて読むと、より理解が深まります。
千尋進学塾では、「社会科の知識=教科書だけのもの」ではなく、大阪万博の遠足を通じた“体験的な学び”のように、現実とつなげる授業を大切にしています。
関税や経済のニュースも、読み方を知らなければただの“難しい話”で終わってしまいます。芸能ニュースを題材にしたメディアリテラシーの記事も、情報との向き合い方を学ぶ参考になります。
将来にもつながる“経済のしくみ”
関税のような経済のしくみを知ることは、ニュースがわかるだけでなく、将来の進路や仕事にもつながります。 貿易、商社、外交、ものづくり…どの分野でも「世界とつながる力」は大切です。
だからこそ、今のうちから「関税ってなんだろう?」「ニュースと社会ってどうつながるのかな?」と考えてみることが、未来の自分への投資になります。
千尋進学塾では、授業の内容を“ただの暗記”で終わらせず、「今の社会」とつなげて考える力を育てます。 社会科が苦手な人にも「へぇ!なるほど!」が増える授業を目指しています。 \一緒に“社会を見る力”を育てていきましょう/
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