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学校がなくなるって本当?|桑名市の再編計画をわかりやすく解説(シリーズ:三重県桑名市の学校再編①)

古い校舎と新しい校舎を並べて比較した合成写真

学校がなくなるって本当?|桑名市の再編計画をわかりやすく解説(シリーズ:三重県桑名市の学校再編①)

\シリーズ連載中!/ 桑名市の学校再編を5回にわけて解説しています:

目次

「うちの学校、なくなるかも?」という声が増えています

2025年春、桑名市教育委員会が発表した「小中学校再編計画(原案)」が、地域の保護者の間で大きな話題となっています。 「うちの子の通っている学校がなくなるの?」「どこに通うことになるの?」といった声を、塾にも多くいただいています。

今回の再編計画では、市内の小学校・中学校の統廃合を含む、大規模な見直しが検討されています。 対象は全27校中20校に削減されるというもので、学区の再編や通学先の変更が多くの子どもたちに関わってきます。

背景には「少子化」と「老朽化」という2つの大きな課題

市の資料によると、1984年には約17,000人いた桑名市の児童生徒数は、2023年度には約11,000人に減少。 このままでは2033年には8,400人台まで減ると見込まれています。

加えて、多くの学校施設が築50〜60年超となっており、耐震・防災・バリアフリーの観点からも大規模な見直しが避けられない状況です。

再編のポイントは「小中一貫校」と「地域ごとの統合」

再編の基本方針は、小学校と中学校を統合した施設一体型の「小中一貫校」を市内に複数設置するというものです。

具体的には、現在の7つの中学校区(光風・陽和・成徳・陵成・光陵・明正・正和)を基準に、 それぞれのエリアで複数の小学校を統合し、中学校の敷地に新たな「義務教育学校(1年生〜9年生)」を設置する構想です。

例)光風中学校区では、精義小+益世小+立教小などを統合 → 光風小中一貫校(仮称)

“マンモス校化”への不安も一部で指摘

統合によって1校あたりの児童生徒数が1000人を超える可能性もあるため、 「規模が大きくなりすぎると子どもが埋もれてしまうのでは?」という声も上がっています。

ただし市は、適正な学級数(小学校は2〜3学級、中学校は4〜6学級)の確保と、分散進学の解消(友達と一緒に進学できる)を目的に、 再編の方向性を慎重に設計していると説明しています。

今後のスケジュールと説明会

再編はすぐに始まるわけではありません。 令和8年度(2026年)以降に段階的に実施される見通しです。

その前段階として、市は各地域ごとの説明会を2025年5月末より実施予定です。 保護者の皆様にとっては、この説明会が「子どもの通う学校がどうなるのか」を知る第一歩になるでしょう。

まずは正確な情報を知ることが大切

ネットやうわさだけでは、不安が増すばかりです。 まずは市が発表している再編原案や説明会資料を確認し、お子様の進学先や通学環境がどう変わるかを把握しましょう。

次回の記事では、「具体的にいつ、誰が影響を受けるのか?」を詳しくご紹介します。

(次回予告:「何年後に影響が出る?今の小学生はどうなる?」)


本シリーズは、千尋進学塾が中立的立場から公式資料に基づいて再編情報をわかりやすく解説しています。

※本記事は特定の意見・立場を支持するものではありません。

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