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夜の道路に、突然あらわれる「落とし穴」──桑名市のアンダーパス冠水にご注意を

夜の雨の日、ライトを照らしながら走っていると、ふと見えてくるのは路面の反射。
それがただの水たまりなら問題はありません。
しかし、その先に思わぬ「落とし穴」があるとしたら──。

私はこれまでに、桑名市内のアンダーパスで冠水した現場を2度、実際に目にしたことがあります。
また、排水ポンプの故障時には、地元関係者とともにポンプを稼働させる作業を手伝った経験もあります。
この記事では、その現場となった2つのアンダーパスと、そこに潜む危険について、災害対策の視点からお伝えします。

冠水が起こるしくみ

アンダーパスは地形的に低い位置にあるため、雨水が自然に集まる構造です。
通常は排水ポンプで水をくみ上げているため冠水は防げますが、

  • ポンプの故障
  • 想定を超える大雨
  • 夜間の異変への気づきの遅れ

といった条件が重なると、あっという間に水が溜まります。

特に夜間は、周囲が暗く、冠水していても気づかないことがあります。
水深が深くなると、車が立ち往生するだけでなく、水没や感電などの二次災害にもつながります。

実際に冠水を見た2か所

以下の2か所は、三重県の「道路冠水想定箇所」としても登録されています。

◆ 近鉄アンダーパス(桑名川越線)

  • 所在地:桑名市東金井1172番地付近
  • 特徴:両側を盛土に囲まれた構造で、水が溜まりやすい

◆ JR・近鉄アンダーパス(桑名東員線)

  • 所在地:桑名市東方618番地付近
  • 特徴:片側2車線の広い道路ですが、中央が低く、水が集中しやすい

いずれも普段は何気なく通る場所ですが、大雨の日やその直後には十分な注意が必要です。

災害時の対策と心構え

  • 道路上に水が見えたら、進入しない(深さが分からない場合は特に危険)
  • アンダーパスの手前に設置された警告灯やバーに注意
  • 夜間や早朝の走行は、通行前に道路情報を確認
  • 雨が強くなってきたら、なるべく迂回ルートを選択

最後に

「こんなところが危ないとは思わなかった」──事故はそうした油断から起きます。
地域で学ぶ・働く私たちにとって、災害から身を守る意識は、学力や成果と同じくらい大切です。

今後も、地元での安全に関する情報は積極的に共有してまいります。

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