前日の大雨で準備は大変だったと思いますが、それを感じさせないほど、文化祭2日目の桑名高校は生徒たちの熱気と笑顔に包まれていました。地域の方々も訪れ、校舎全体が青春の舞台となった一日でした。
書道パフォーマンス ― 大筆に込める想い
北門前で行われた書道パフォーマンスは圧巻でした。大きな筆を全身で振るう姿は、日々の練習で培われた集中力と表現力の賜物。完成した巨大な作品には、仲間と力を合わせて夢へ進む決意が力強く刻まれていました。
教室が映画館に変身 ― 2年生のシネマ企画
黒板に上映スケジュールを書き出し、教室を暗幕で覆って映画館さながらの空間に。入場口には係の生徒が立ち、まるで本物の映画館に足を踏み入れたような気持ちになります。演出も運営もすべて生徒たちの手作りで、準備力や協働力が光った企画でした。
大きな月のフォトスポット ― 思い出を刻む場
廊下に設置された、黄色い花で飾られた大きな三日月のフォトスポット。そこに腰をかけて写真を撮れば、一生の思い出になること間違いなしです。来場者の笑顔を引き出す工夫に、生徒たちのアイデアと実行力を感じました。
クラス一体で盛り上げる参加型企画
ユニフォーム姿で参加するクラス企画も大盛況。教室いっぱいに集まった来場者と共に楽しむ姿には、勉強の場とはまた違った「仲間と協力する力」が現れていました。
高校3年生の挑戦と声
文化祭の主役とも言える3年生は、最後の文化祭に向けてそれぞれのクラスで知恵と力を出し合っていました。生徒たちの声を紹介します。
- クレープ屋さん(3年普通科理系男子)
「自分のクラスはクレープ屋さんをする。自分は呼び込み係。バナナの衣装を着て呼び込みする」と語っていました。衣装を着て盛り上げる姿は、文化祭ならではの楽しさを象徴しています。 - かき氷屋さんとのコラボ(3年理数科男子)
「自分のクラスは、桑名の老舗かき氷屋さんである『しろざけや』さんとコラボする。文化祭の1日目が終わった後にクラスの代表者がレクチャーを受ける」と話していました。地域の名店との連携は、学びの幅を広げる貴重な経験となっています。 - ベビーカステラ屋さん(3年普通科理系男子)
「自分のクラスはベビーカステラ屋さんをする。自分は1日目である今日、『きららの里』にブランド卵を数万円分買ってきた。四日市市桜町からの運搬が大変でとても疲れただったが、お値打ち価格にもしてくれて、クラスに貢献できた」と話していました。きららの里公式サイトはこちら
こうした一つひとつの活動に、仲間との絆や地域とのつながりが育まれているのを感じます。大変な準備も含めて、すべてが高校生活の大切な思い出となっていくのでしょう。

文化祭から見える学びの姿
文化祭は単なるお祭りではなく、生徒たちが主体性・協働力・表現力・対応力を実践する学びの場です。予想外の出来事にどう対応するかを考え、仲間と力を合わせて乗り越える経験は、将来にわたって大きな財産になります。
千尋進学塾でも、生徒たちが学びを通じて「自分の可能性を形にする力」を育むことを大切にしています。文化祭で見せてくれたような輝く表情を、学習の場でも引き出せるよう、私たちも全力でサポートしてまいります。
まとめ
桑名高校の文化祭2日目は、生徒たちの努力と才能が存分に発揮された素晴らしい一日でした。地域の方々にとっても、生徒の成長を間近で感じられる貴重な機会になったのではないでしょうか。
※この記事は公開情報と生徒の声をもとに作成しています。

