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【過去問の模範解答から逆算】三重県前期選抜・英作文の“鉄板解答”|千尋進学塾

制服姿の高校生男女が教室で積み木を組み立てている様子

【過去問の模範解答から逆算】
三重県前期選抜・英作文の“鉄板解答”

三重県立高校入試の前期選抜が近づくと、保護者の方から最も多く届く相談の一つが、英語の「英作文」です。
「英作文が書けない」「何を書けば点になるのか分からない」「今から何をすればいいのか」
こうした不安は、とても自然です。

ただ、ここで一つだけ、安心していただきたいことがあります。
三重県前期選抜の英作文は、“センス”や“難しい英語力”を競う問題ではありません。

実は、過去問の模範解答(平成19年〜令和7年の20年分)を見ていくと、 「毎年ほぼ同じ型(構造)」で得点できることが分かります。

今回の記事では、模範解答から逆算して見えてきた 英作文の“鉄板解答(テンプレ)”を、直前期でも使える形でまとめます。

目次

結論:前期の英作文は「オリジナリティ」より「再現性」

英作文が苦手な生徒ほど、「うまい英語を書こう」として手が止まります。
ですが、前期選抜で必要なのは、上手さではなく安定して点につながる英文です。

模範解答を分析すると、合格点に直結するポイントは次の3つに集約できます。

  • 語数条件を満たす(ギリギリは危険。少し多めに)
  • 主語+動詞で文を成立させる(短くてもOK)
  • 型(テンプレ)で書く(迷わない=崩れない)

そして、この「型」こそが、直前期の英作文対策で最も効率が良い部分です。

模範解答に共通する「鉄板構造」

20年分の模範解答を見ていくと、英作文は次の構造で書かれていることが非常に多いです。

鉄板構造:3文+(まとめ)

  1. 状況(いつ/どこで/何が起きた)
  2. 具体(何をした)
  3. 気持ち(どう思った)
  4. まとめ(だから/これから〜したい)

これに沿って書くだけで、英文が整理され、語数も確保しやすくなります。
ではここから、この鉄板構造をそのまま使える「テンプレ」に落とし込みます。

【鉄板テンプレ①】短め英作文(10〜20語程度)の万能型

短めの英作文は、状況英作文で頻出です。
ここでは「短くても成立し、語数も確保できる」型が最優先になります。

テンプレ

It was ○○. I ○○. I was happy because ○○.

例(そのまま書けます)

  • It was sunny. I played soccer. I was happy because I could play with my friends.
  • It was my birthday. I ate cake. I was happy because my family celebrated it.

「天気・行事・出来事」など何でも入るので、本番で迷いにくい型です。

【鉄板テンプレ②】長め英作文(40語前後)の“膨らませ型”

長めの英作文は、語数条件を満たすことが最難関です。
ここで失敗する原因は「何を書けばいいか分からない」ではなく、 “膨らませ方”が決まっていないことです。

テンプレ

I was in the ○○ club.
My friends and I ○○ almost every day.
We practiced hard.
It was fun for us.
I want to ○○ in high school too.

例(そのまま書けます)

  • I was in the tennis club. My friends and I practiced almost every day. We practiced hard. It was fun for us. I want to play tennis in high school too.
  • I was in the brass band club. My friends and I practiced almost every day. We practiced hard. It was fun for us. I want to play music in high school too.

「部活」「習い事」「学校行事」に置き換えれば、ほとんどのテーマで対応できます。

【鉄板テンプレ③】意見+理由(20語以上)の王道型

自由英作文で多いのは、「意見+理由」を求める問題です。
ここは“理由を入れる”ことが最重要で、難しい表現は必要ありません。

テンプレ

I think ○○ because ○○.
Also, ○○.
So I want to ○○.

例(そのまま書けます)

  • I think studying English is important because I want to talk with many people. Also, I want to watch movies in English. So I want to study English more.
  • I think sports are important because they make me healthy. Also, I can make friends. So I want to play sports in high school.

「意見→理由→もう一つ→まとめ」の流れにすると、語数が自然に伸びます。

直前期にやるべきこと(最短ルート)

直前期に英作文を伸ばす最大のポイントは、これです。

やることは3つだけ

  • テンプレを1つに絞る(増やさない)
  • 同じ型で5回書く(手が止まらない状態にする)
  • 語数を少し多めにする(ギリギリを避ける)

新しい表現を増やすより、書ける表現を“確実にする”方が得点につながります。

模範解答(20年分)は「答案の設計図」

模範解答を読むことは、ただの答え合わせではありません。
「点が入る書き方」の設計図を集めることです。

ただし、20年分の模範解答をそのまま掲載すると情報量が多すぎて、 かえって「何を覚えるべきか」がぼやけてしまうこともあります。

そこで千尋進学塾では、 “直前期に使える型だけを抽出した形”で整理し、 より詳しい内容はLINEで配布する形も検討しています。

「自分の子に合う型を選びたい」「語数別のテンプレが欲しい」 そういった方は、LINE配布版も活用していただくと効果的です。


まとめ:前期の英作文は「真似できた人」が強い

三重県前期選抜の英作文は、才能ではなく準備で決まります。
模範解答に共通する“型”を持ち、語数と文の成立を守れば、 英作文は「怖い問題」から「点が取れる問題」に変わります。

受験直前期は、やることを増やすより、やることを絞る。
その判断が、結果を左右します。

次回は、「書くと失点しやすいNG表現」や、 「直前期の英作文チェックリスト」も整理する予定です。

三重県立高校入試では、前期・後期ともに英作文が出題されます。 とくに前期選抜は「内容・表現・一貫性」まで見られるため、 早めの準備と“書いた後のチェック”が合否を左右します。

「この英作文で点がもらえるのか?」
そんな疑問は、書いたあとに解決するのが一番です。

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※入塾を前提としない英作文の質問も歓迎しています

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