目標を“立てないまま”の勉強は、危険です。
期末テストまで、あと3週間。
この時期、最も多い失敗パターンがこちらです:
「とりあえずテスト前にがんばる」
「ワーク提出を間に合わせることだけが目標」
「気づいたら1週間、何もしてなかった」
この状態でテストを迎えると、結果は出ません。
「テスト勉強」は計画と目標のないところには“存在しない”のです。
大事なのは、“数値目標”と“行動目標”を分けること
勉強における目標には、2つの種類があります。
■ 数値目標(結果)
- 数学80点をとる
- 順位を前回より10位上げる
- 英語の内申4 → 5にする
■ 行動目標(プロセス)
- 毎日2ページずつワークを進める
- 土日は2時間ずつ自習室に行く
- 通学中に英単語帳を10分開く
多くの子が「結果」だけを掲げて満足してしまいます。
でも、本当に変わるのは「行動」の方です。
成績が上がる子は、「先に予定を埋める」
行動目標は、予定とセットで考えることで初めて意味を持ちます。
たとえば…「毎日2ページやる」
→ それは「何時にやる?」「どこでやる?」がないと継続できません。
■ 予定の“埋め方”のコツ:
- 学校行事・部活・用事をまずスケジュールに書く
- 勉強時間は“すきま時間”にねじ込むのではなく、優先して先にブロックする
- 目標は“○時〜○時に●●をやる”まで具体的に
スケジュール帳 or スマホカレンダー、どっちでもOK
紙の手帳が合う子もいれば、スマホのカレンダーに入れる方が続く子もいます。
どちらでも構いません。
大事なのは、「あとでやる」ではなく、
「先に書いておいて、やらざるを得ない状態」にしておくこと。
目標は、誰かと共有したほうが実行率が上がる
目標は、黙って心の中に置いておくよりも、
「親や先生に伝える」だけで実行率が跳ね上がります。
塾では、生徒にこう言います:
「●●点取りたいなら、まずいつ・何を・どこでやるか教えて」
「行動が変わらなければ、点数は変わらないからね」
目標は、“立てただけ”では意味がありません。
「見える化」と「期限」と「第三者との約束」がセットになってこそ、本当の力になります。
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