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文武両道は可能なのか? 四日市高校の秋季大会から見えた答え

野球のグラウンドで、ベンチに置かれたグローブとボール、開かれた本と鉛筆が描かれた文武両道を象徴するイラスト

三重県には、1955年に夏の甲子園を制した伝統校・四日市高校があります。
三重県で唯一、夏の全国制覇を果たした学校として、その歴史は今も地域の誇りです。

そして今年、四日市高校は秋季東海地区大会で再び存在感を放ちました。
鈴鹿、いなべ総合を破り、準々決勝では強豪・宇治山田商をタイブレークの末に下して堂々のベスト4進出。
準決勝・3位決定戦では惜しくも敗れ、65年ぶりの東海大会出場はなりませんでしたが、進学校としての意地と伝統を見せつけました。

目次

限られた時間を生かす効率性

四日市高校の平日の練習時間は、放課後のわずか2時間ほど。
それでも、従来の個人練習から「シートノック」など実戦形式へ切り替えることで、効率的にチーム力を底上げしました。
監督は「基本ができているから勝ててきた」と語っています。

限られた時間をどう使うか。
これは勉強にも直結する大切な考え方です。

文武両道という姿勢

主将の隯(しま)海生さんはこう語りました。
「僕たちは勉強が本業。試合で負けても勉強で紛らわせることができる」
まさに文武両道の実践です。

実際、昨年私たちの塾にも四日市高校の野球部員が在籍していました。
彼は夏の大会で2回戦まで勝ち進んだのち、引退して受験勉強に集中。
努力の末、第一志望校に見事合格しました。
野球で培った集中力や粘り強さが、受験勉強にも生きたのです。

「簡単には負けない」文化

地域の進学校の中でも、四日市高校は「簡単には負けない」印象があります。
1回戦で姿を消すことが少なく、安定して一定の成績を残す力を持っています。

これは単に野球の技術的な強さだけではなく、
「努力の積み重ね方」や「学校全体で応援する空気」が反映されているのかもしれません。
実際、テスト期間中にもかかわらず多くの生徒が応援に駆け付けたと報じられています。

教育的メッセージ

  • 限られた時間をどう活用するか。
  • 文武両道で努力することが互いを支える力になること。
  • 勝っても負けても、その経験を次の成長につなげること。

四日市高校の事例は、勉強と部活動を両立する生徒にとって大きな示唆を与えてくれます。
私たちの塾もまた、「勉強が本業」であることを忘れず、同時に部活動や日常の努力が学びに生きるという姿勢を、生徒一人ひとりに伝えていきたいと考えています。

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