みなさんこんにちは、千尋進学塾です。
10月も今日で最後です。受験生の方は、11月になると世間が一気に受験直前モードになるので、気合を入れてください。
「計算ミスが多い」「計算がニガテ」「計算ミスさえしなかったら、テストで満点だったのに!」という話をよく聞きます。それだけ、計算という作業は重要な役割を果たします。算数・数学だけでなく、中学理科での計算問題(密度・速さ・濃度・湿度など)、中学社会・中学国語での資料の読み取りなどでも計算する場面はあるかと思います。モル濃度の算出のための対数(log)の計算に始まる化学、「数学は道具」と言われる物理でも計算が必要です。
計算間違いを防ぐためには、どのようなアプローチが必要なのでしょうか?
まず、「途中式をきれいに書く」ことはもっとも大切です。利用したひっ算も残しておくといいでしょう。それは、解答が間違っていた時に、途中式を見直せるからです。当然ですが、途中式で間違えているから答えが間違っているのです。急に答えだけ間違えるというのは、なかなかないかと思います。ですから、間違えたときに途中式をどこまで確認するかが大切です。そこで、確認するためには、当然きれいに書かなければいけません。また、イコールの位置を揃えることが大切です。右に右にイコールを書いていくのではなく、「=」の下に「=」が書けるようにしましょう。
覚えておいていただきたいのは、間違えていた問題の途中式をまったく書いていなかったというのは論外です。それは怠惰でしかありません。
「テストのときだけ書く」というのもダメです。テストは練習したことの発表の場です。練習のときからやっていないといけません。「途中式を書く」という作業は、テスト本番で急にできるようになるものではありません。
「途中式を先生に見てもらう」というのも有効です。間違っていた問題の途中式を見てもらって、どこが間違っていたのか、間違い方に傾向はあるのかどうかなど、見てもらうといいかと思います。合っていた問題に関しても、変なクセがないかどうか、確認してもらうといいです。個別指導や家庭教師の先生で、問題を解いている間に学校のワークやテストなど途中式まできっちり見るのはいい先生ですね。
また、算数・数学でも暗記は大切です。
特定の数の、2乗・3乗の数などある程度暗記しておきたいものです。
現在、日本テレビで放送中の『二月の勝者-絶対合格の教室-』でも出てきます。11×11=121、12×12=144…などです。黒木先生が、「16×16=256 いろいろ煮込む」と覚え方を解説していました。
単純に計算だけであれば、百マス計算も有効です。マンガの『ドラゴン桜』には、「めくったトランプの数字を足していって、364になるかどうか計算練習をする」という学習方法が紹介されていました。数学に暗記の要素を盛り込むと、「考える力が削がれる」「思考力を鍛えることができない」「型にはまってしまう」などと批判されることがあります。しかし、暗記なしで大学入試の数学までたどり着けるのは1000人に1人程度です。自信のある方はいいですが、なかなか満点が取れないという方には有効です。ぜひ試してみてください。
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