みなさんこんばんは,千尋進学塾です。
また1歩季節が進んで,寒さが本格化しましたね。体調管理にお気を付けください。
三重県立の高校の入試に関する記事になります。国公立大学に毎年おおむね50名以上の合格者を出す高校の中で,前期選抜を実施している北勢学区の公立高校は川越高校の国際文理のみです。また,桑名高校については,衛生看護科が前期選抜のみの試験を実施しています(ほとんどの方が,将来看護師になりたいという方です)。
ここでは,埼玉県ではなく三重県にある川越高校のお話をさせていただきます。
川越高校の国際文理科は川越高校内のいわゆる特進クラスです。普通科と比べて,カリキュラムに多少違いはありますが,やっていることはあまり変わりません。むしろ,高1年の秋にある「文理選択と理科・社会の科目選択」の方がクラスによる変化が大きいです。千尋進学塾でも川越高校のクラスが桑名駅前校に設置されています。しかし,普通科か国際文理科かをあまり意識したことはありません。また,国際文理科は修学旅行先がシンガポールだそうで,特徴の1つです。
川越高校を志願されている方は,前期選抜で国際文理科を受験されることを強くおすすめします。
川越高校の国際文理科を前期選抜で受ける際は,三重県が作成した数学と英語の試験を受けることになります。また,中学校の先生が作成された調査書も選考の際に使われます。ここで必要なのは,「川越高校に行きたいという強い意志」が第一になります。私の経験上,数学・英語の得意不得意はあまり関係がなかったように思います。10年分以上の前期選抜の過去問がありますので,そちらを解いていただき,三重県の傾向に慣れることが得策です。
試験勉強の仕方については,いなべ総合学園の前期選抜に関しても同じです。3年前まではいなべ総合学園が作成したオリジナルの問題でしたが,現在は三重県が作成したものに変更されています。
前期選抜でもしものことがあっても,その勉強は後期選抜に活かされます。問題の形式が似ているので,前期選抜受験組は後期選抜に強くなれます。毎年,前期選抜の合格発表までは後期選抜の勉強をするため分かります。また,「追い込み」が2回になるので,有利に受験を進められることが多いです。
10年程度前まで,三重県の前期選抜は「特色化選抜」と呼ばれていました。また,愛知県内の私立高校の推薦入試は年内でほぼ決まってしまうことが多いのに対して,三重県の公立高校入試は他の都道府県と比べて少し遅い時期にあり特徴的です。
入試の形式の違いをうまく利用して,自分の可能性をより広げられるといいかと思います。
何かわからないことがありましたら,お気軽にお問い合わせください。三重県の高校入試を知り尽くした,千尋進学塾の講師が答えます。
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