2025年6月5日付の報道によれば、アメリカのバイデン大統領は中国製の鉄鋼やアルミニウムに対し、最大50%の関税をかける方針を発表しました。
このニュース、一見すると日本とは関係がないように見えますが、実は私たちの生活や学びにも大きく関わっています。この記事では、中高生にもわかりやすく、そして定期テスト・入試の対策にもつながるよう、ニュースのポイントを解説します。
1. アメリカが何をしたの?──関税を最大50%に
アメリカ政府は、中国からの鉄鋼・アルミ製品に対して最大50%という高い関税を課すことを発表しました。これは、中国が大量に安い製品を輸出してくることで、アメリカ国内の産業が打撃を受けているという判断からです。
ただし、日本もアメリカと鉄鋼・アルミの取引があります。今回の措置が、日米の経済協定に影響を及ぼす可能性も指摘されています。
2. そもそも関税って何?──「輸入品にかかる税金」
関税とは、外国から輸入する品物に対してかかる税金のことです。たとえば、ある国から安い商品が大量に入ってくると、自国のメーカーが困ってしまいます。そこで関税をかけて、外国の品を高くして、自国の産業を守るのです。
これは「保護貿易」と呼ばれるやり方で、反対に関税を少なくして自由に貿易することは「自由貿易」といいます。中学・高校の社会でもよく出てきますね。
3. なぜ日本にも影響があるの?
日本はアメリカと経済的なつながりが深く、特に鉄鋼の分野では輸出も行っています。今回の高関税政策が今後広がると、日本の製品も対象になる可能性があります。
また、アメリカとの協定(例えばEPAやTPP)に関する交渉にも悪影響が出るかもしれません。経済はつながっているのです。
4. 入試や定期テストに出るの?
出ます!
- 中学公民:「関税」「貿易摩擦」「自由貿易協定(EPA・TPP)」
- 高校政治経済:「保護貿易と自由貿易の対立」「WTOの役割」
- 時事問題:「アメリカの関税強化」「中国への対抗政策」
直近のニュースがそのまま問題になることもあるので、こうした報道には日頃から目を向けておきましょう。
5. 私たちにできること
ニュースを「難しい」と感じて遠ざけるのではなく、「なるほど、社会ってこう動いてるんだ」と思えるようになれば、それはもう立派な学びです。
また、推薦入試や面接、小論文などでは、社会のニュースを自分の考えに結びつけて語る力が求められます。
千尋進学塾では、時事問題も「学び」に変える授業を行っています。
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