最近、英作文の添削をしていて気になるミスがあります。
それが、because の直後にカンマを打ってしまうというものです。
実際に添削している中でも、「このミス、増えてきているな」と感じています。
先日、山添先生の投稿でも同じ指摘がされていて、やはり現場レベルで共通して見られる傾向なのだと思います。
よくある間違い
たとえば、次のような英文です。
× This is because, people place a high level of trust in cash.
一見すると自然に見えるかもしれませんが、英語としては少し読みにくい文です。
理由はシンプルです。
because SV はひとまとまり、つまり1つのチャンクだからです。
したがって、正しくは次のようになります。
○ This is because people place a high level of trust in cash.
なぜこのミスが起きるのか
多くの場合、日本語の影響です。
日本語では、
「なぜなら、〜だからだ」
のように読点を打つことがあります。
この日本語の感覚をそのまま英語に持ち込んでしまうと、because の後に不要なカンマを入れてしまいやすくなります。
しかし英語では、カンマは「なんとなく区切るもの」ではありません。
意味や構造の切れ目を示すための記号です。
意味の切れ目がない場所にカンマを置くと、読み手は「ここに何か挿入表現があるのかな」と構えてしまいます。
その結果、かえって読みにくい英文になってしまうのです。
例外もあります
もちろん、because の後にカンマを入れる場合もあります。
たとえば、挿入表現がある場合です。
○ This is because, in many cultures, people trust cash.
この場合は、in many cultures が挿入表現になっているため、カンマで囲むのが自然です。
つまり、カンマは because のために打っているのではありません。
挿入表現を示すために打っているのです。
英作文は「どう読まれるか」まで大切
英作文では、「文法的に合っているかどうか」だけでなく、読み手にどう伝わるかも非常に重要です。
小さなカンマ1つでも、英文の読みやすさは変わります。
こうした細かい部分の積み重ねが、入試や英検などの答案では大きな差になります。
千尋進学塾では、こうした見落とされがちな違和感まで丁寧に指導しています。
「なんとなく書ける」から、「伝わる英文が書ける」へ。
その一歩を、日々の学習の中で積み重ねていきましょう。
▶このところ,英作文の答案を添削していて,とても気になる間違いがあります。それは because の直後に意味もなくカンマを打っている答案です。
— 山添 玉基☆『ぐんぐん読める英語長文』シリーズ絶賛発売中☆ (@yamazoe_tamaki) April 29, 2026
例:Cash is still widely used in Japan. This is because, people place a high level of trust in physical currency.…




