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日銀がETF売却を開始へ。「100年以上かけて少しずつ」——教育費と家計にできること

学習机の上にノートと鉛筆が置かれ、背景に円マークと株価チャートが映るイメージ

公開日:2025年9月25日|千尋進学塾(桑名駅前校/西正和台校)

日本銀行が、これまで保有してきたETFとJ-REITの市場での売却を段階的に始めることを決めました。売却はとてもゆっくりしたペースで進められ、急な影響が出ないよう配慮されています。政策金利は0.5%で据え置き
本記事では、保護者の皆さまが安心して受験や教育費の準備を続けられるように、ニュースのポイントとご家庭でできる具体策をやさしく整理します。

目次

1. 今回の決定のポイント

  • ETF・J-REITの売却開始:ETFは年3,300億円、J-REITは年50億円の目安で、準備が整い次第スタートします。
  • ペースは「超スロー」:市場に負担をかけないよう、必要に応じて一時停止や見直しが可能な枠組みです。
  • 政策金利は0.5%を維持:住宅ローンや教育ローンに関わる金利は据え置かれました。

2. 「100年以上」の意味

植田総裁は「単純計算では100年以上かかる」と説明しました。これは残高を現在のペースで割り算した試算で、実際には市場の状況に応じて調整されます。
つまり、ご家庭では「急激な変化ではなく、長い時間をかけて整えていくもの」と理解しておけば十分です。

3. 市場の反応

発表直後に株価は一時下がりましたが、その後は落ち着きを取り戻しました。売却の進め方が穏やかである点に、安心感を持つ向きもあります。

4. 家計と教育費への影響

今回の決定で、すぐに教育ローンや生活費に大きな変化が生じるわけではありません。むしろ「少しずつ準備を続けることの大切さ」を考えるきっかけになります。

  • 住宅・教育ローン:金利は据え置き。今後の議論は続きますが、現時点で急な変化は想定されていません。
  • 学資や積立投資:ETF売却は超長期の運営です。ご家庭の積立も長期・分散・継続が基本。慌てて止める必要はありません。
  • 受験費用の準備:模試・検定・交通費が集中する秋〜冬は、月ごとの教育費を「キャッシュフロー表」に書き出しておくと安心です。

5. よくある質問(保護者向けQ&A)

Q1. 売却で株価が下がり続けるのでは?

A. 売却は市場全体に対してごく小さい割合で進められます。相場が不安定になれば一時停止できる仕組みがあるため、急な影響は想定されていません。

Q2. いつから始まる?

A. 受託者の選定などの準備が整い次第始まります。開始後も、市場の状況を見ながら柔軟に進められます。

Q3. 今後の金利は?

A. 今回は据え置きです。今後の物価や景気の状況によって検討が続くため、金融商品の見直しを定期的に行うと安心です。

まとめ

今回の日銀の決定は、「少しずつ・長い時間をかけて」というメッセージです。
今後も注意深く見ていきたいですね。

千尋進学塾|桑名駅前校/西正和台校

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