― 日本の宇宙開発を支えた名機の最終フライト ―
みなさん、こんにちは。千尋進学塾・教室長の水谷です。
2025年6月、日本の宇宙開発の大黒柱とも言えるH2Aロケットが、ついにその役目を終えました。
2001年の初号機から数えて24年、全50回中49回成功(成功率98%)という、世界に誇れる実績を残しての引退です。
■ 失敗から始まった「信頼のロケット」
H2Aロケットの開発は、1990年代後半の苦い経験から始まりました。
先代のH2ロケットが打ち上げ失敗に終わったことを教訓に、技術者たちは徹底した原因分析と改良を重ねました。
設計を根本から見直し、「二度と失敗を繰り返さない」という覚悟で生まれたのがH2Aです。
これは、まさに教育でも通じるものがあります。
「間違えるのは当たり前。そこからどう学び、次に活かすかが大切」――この考え方は、受験勉強にも通じますね。
■ 50号機、華麗なラストミッション
H2Aロケットの最後の打ち上げ(50号機)では、気象衛星「ひまわり10号」や、温室効果ガスを観測する新たな衛星が搭載されました。
単なる“終わり”ではなく、「未来につなぐミッション」でのラストフライト。
科学と環境をつなぐ大切な役割を、最後まできちんと果たしての引退でした。
■ 宇宙を目指す君たちへ
今回のニュースは、理系志望の生徒たちにとっても大きな刺激になるはずです。
「宇宙開発なんて遠い世界」と思っているかもしれませんが、その現場には、日々の小さな努力を積み重ねてきた技術者や研究者たちがいます。
「一つひとつを正確に」「ミスを恐れず改善する」「チームで協力する」――
これらは、受験や部活にも通じる力です。
また、JAXAでは実際に高校生向けのインターンや見学会も実施されています。
興味のある方は、ぜひ調べてみてください。将来の選択肢が、ぐっと広がるはずです。
📌 教室長からのひとこと
宇宙に向かって打ち上がるロケットは、「未来に向けて挑戦する姿」の象徴です。
H2Aロケットのように、自分の力を信じて一歩を踏み出していける、そんな受験生を、私たちは全力で応援します。
科学を好きになるきっかけは、いつだって「ちょっとした興味」から始まります。
新聞記事をきっかけに、今日の勉強にちょっとだけ宇宙の話題を加えてみませんか?
✨ この記事を読んだ皆さまへ
もし「理系の進路ってどんな感じ?」「JAXAってどんなことしてるの?」など、興味が出てきたら、ぜひLINEでお気軽にご質問ください。
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