「切り替えが早い」のは本当に良いこと?
川越高校・桑名高校の皆さん。
中間テストが終わってほっとしているのは分かります。SNSでも楽しそうな投稿が目立ちます。
でも、その“切り替え”、本当に大丈夫?
期末テストは、もう 1か月後 に迫っています。
「今日は勉強してないな…」そんな日があるなら、それは大問題です。
あなたが遊んでいる今、ライバルは一歩先に進んでいます。
まずは中間テストの「反省」から
次に向かう前に、立ち止まって考えてみてください。
あなたの中間テスト勉強、本当に完璧だったでしょうか?
「いや、時間はかけたけど…」「やることはやったつもり」
——その“つもり”が落とし穴です。
塾ではこう伝えています:
反省とは「自分の勉強法や内容・時間に不足がなかったかを、100%自責で考えること」。
他人や環境のせいにせず、
「●●があったから仕方ない」ではなく、
「自分の行動でどうすればよかったか?」を考えてください。
改善とは“行動変化”。「次はがんばる」では意味がない
口では「次は頑張る」と言いながら、
何も変わらない人を、私たちは何人も見てきました。
変えるべきは思考ではなく、行動です。
そして、行動には期限とルールが必要です。
- 登校中の電車で英単語帳を10分開く
- 寝る前に英語教科書を音読できるよう、同じ教科書をもう一冊買って枕元に置く
- 日付が変わる前に寝て、朝7時に起きる
- 土日のどちらかは自習室に行く
- スマホを勉強部屋に持ち込まない
このように、「何を」「いつ」「どうやって」変えるのかを具体的にしましょう。
そして「目標」を立てよう|親や先生と“約束”するのも効果的
目標がないまま勉強するのは、地図なしで山を登るようなものです。
期末テストの目標点数・順位・内申アップなど、何を狙うかを今すぐ決めてください。
さらに、親や学校・塾の先生と「こういうふうに変えます」と約束すること。
他人に宣言すると、自分に対する甘さが減ります。
最後に|“やる気”は要らない。必要なのは“習慣”と“仕組み”
やる気を待っていたら、きっと期末テストは始まってしまいます。
今すぐ動きましょう。小さな一歩でも構いません。
塾の自習室を使ってもいいし、スマホを封印してもいい。
地に足をつけて勉強する覚悟が、1か月後の結果を変えます。